「メビウスの輪」の表側
福岡の某大学に通う学生が、日々のどうでもいいことを備忘録代わりに書き記したり、オリジナルの推理小説を中心とした様々な小説をを発表したりするブログです。
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優先順位を間違っている気が……
最近自分で言うのもなんですが、いろいろなことにおいて優先順位を間違っている気がします。
具体的に例を挙げるならば、木曜日にかなり多量に宿題が出ているにもかかわらず、なぜか金曜日の宿題を先に片付けようとしたり、読みかけのゲームに手を出してしまったり……
確かに先週は純粋に時間がなかった側面もありますが、それにしたってもっとしっかりしなくては、と思う今日この頃なのでした。

小説のリライト……もしかしたら予告していた推理小説ではなく、オチ勝負のショートショートになるかもしれません。
いや、分量が我ながらきつそうなので(汗)。
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最近思うように時間が取れません
タイトルの通り、最近思うように時間が取れません。

実は今寮にて寮祭というものが行われていまして、毎週土日に何かしら行事があるのですが、その練習やらなんやらで平日も時間をとられてしまうのです。

おまけに中途半端な時間の講義がいきなり休講になったりして、どうにも時間の使い道に迷うところです。

とりあえず今日は空いた時間を使って、面倒くさそうな宿題を早めに片付けておくのが正解なのでしょうね。

ちなみに予告していたリライト版は、文芸部に提出する関係でどうせ必要になることを考えると、今週から少しずつアップしたいところです。
落選報告
いきなりで申し訳ありませんが、昨日

第3回 ミステリーズ!新人賞

における一次選考での落選通知が届きました。

とりあえず、実力不足を認めないわけにはいかないでしょう。

構想期間に半年以上かけた割には、いざ書いてみると意外に地味だったことは否めませんし。

とにもかくにも、精進に精進を重ねて、次回はせめて一次選考を通過できるくらいの実力は身につけたいものです。

ちなみに遅くなりましたが、『Who done it?』の解決編を掲載しておきます。

来週……あるいは今週から、また以前書いた(今度は自信を持って本格といえる)推理小説のリライト版を掲載したいと思います。

乞う、ご期待!
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冷蔵庫搬送
本日、冷蔵庫が届きました。

出向いた電気店で冷凍庫がついていて一番安い冷蔵庫を買ったのですが……いざ届いてみるとけっこうでかい(汗)。

部屋のかなりのスペースを占領しており、はっきり言ってしまうと邪魔だったりします(爆)。

でもまあ大は小を兼ねるといいますし、致命的な欠点があるわけでもないので末永く使っていきたいところです。
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冷蔵庫購入
本日、ようやっと冷蔵庫の購入を果たすことができました。

実は奨学金の入金が4月分はなしで、二月分一気に入金だったため、昨日の時点では財布の中身が501円という悲惨な状況になっていましたから……

でも冷蔵庫を買って、炊飯器を買って、寄宿寮を払って……とかなんとかしているうちに、すでに財布の中身がかなり貧弱になっています。

どこで生活費を切り詰めたものか……

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小さな幸せ
今日、多分他の人にとってはすごくどうでもいい小さな幸せを発見しました。

今日は百人一首愛好会で新歓ハイクがあったのですが、目的地である動物園に向かう途中でのことです。

バスに乗っていた僕は、信号待ちでバスが止まったときにずっと探していた自動販売機を見つけたのです。

それは……スプライトとジンジャーエールがともに売られている自動販売機です。

探してみるとわかりますが、(少なくとも九州には)スプライトとジンジャーエールがともに売られている自動販売機はほとんど皆無です。

正直、そんなものは存在しないのでは? と思っていました。

ですがこうして実在することを確認でき……まあ別に何もないです。

実際にその自動販売機で買い物をするわけでもないですしね。

まさに小さな幸せってやつです。

ちなみに動物園の方も、思ったより楽しかったです。

昔だったら感じられなかったような、ある意味新鮮な気持ちで動物を見てみると、また新たな発見があるものです。
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QMA参加!
本日、前々から一度はやってみたいと思っていたQMAをはじめてプレイしてみました。

友人がやっていたのを見ていたので、大体要領はわかっていたため、特に支障なく入学試験を終えることができました。

プレイヤーの名前はちょっと変わった表記で相応恣意にしてありますので、もし何かの偶然で見かけることがあったら、コメントに書き込んでいただけると飛び跳ねるように喜びます。

ちなみに現在の階級は修練生の五級、エルフ組

ホビット組をかっとばしたのは残念な気もしますが、これからもたまにプレイしていきたいなあと思うところです。


※追伸
目次はいつまでも上にあるのもなんだったので、下の方に下げました。ご了承ください。
Who done it? -目次、及び説明-
Who done it? -目次-

その1 探偵・勝の受難 5/4更新
その2 執事・阿部秀三の証言 5/8更新
その3 客1・斉藤織枝の証言 5/8更新
その4 客2・長谷川恵子の証言 5/8更新
その5 客3・御手洗優の証言 5/8更新
その6 探偵・勝の推理 5/8更新
その7 解決編 5/23更新


※真相当てクイズについて
5/22までに、この事件の犯人は誰なのかを推理してこちらまでその名前、及びできれば推理のプロセスも付記してお送りください。
現時点では未定ですが、正解者には何らかの特典をおつけしたいと思っています。
Who done it? その1 -探偵・勝の受難-
探偵・勝の受難

「さて、それでは勝(すぐる)探偵、君の推理を聞かせてもらおうじゃないか」
「その呼び方はやめて下さいっていつも言っているでしょう、羽山警部」
 尊敬と侮蔑が2:8でブレンドされた呼称と口調には、いつものことながら感心してしまう。会う度にハゲが進行している羽山警部から視線を逸らしつつ、私はこれ見よがしに大きなため息をついてみせた。
 羽山警部は、私がこの界隈で事件の解決を依頼されたとき、あるいはたまたま事件にまきこまれたときにいつもお世話になってしまう警部だ。いくら私が探偵をやっているとはいえ、若干大きすぎる遭遇率を考えると、彼とは何かしらの縁があるのかもしれない。……人の嫌味を天然で言ってしまうような人と縁があっても、全く嬉しくはないのだが……
 そんな赤の他人にとってはどうでもいいことを考えながらも、いつまでも黙っているわけにはいかず、私は乏しい現状認識を披露した。
「正直私も、現状を正確に把握しているわけではないんですよ。なんせ予定時刻だからって阿部さんに起こされて一緒に純輝(すみてる)氏の部屋を訪れたら、純輝氏の撲殺体を発見したってだけなんですから。だから私が今知っているのは、この館の主人である純輝氏が殺害されたってことと、凶器は部屋にあった花瓶だったってことと、解釈に苦しむダイング・メッセージと思しき血文字が残っていたことと……あとはそうですね、今日この館に招かれた私以外の三人には、純輝氏を殺害する動機があったってことくらいですかね」
「ふむ、それくらいは我々にだって分かっている」
 ならわざわざ私を呼ぶな、といいたくなるのを辛うじて堪える。
「しかし阿部さんに起こされたということは……君は事件発生時には寝ていたということかい?」
「昨日まで徹夜だったから疲れてたんですよ。ええ、それはもう泥のように眠っていましたよ。昼前に到着したのに、一度トイレにいくために部屋を離れたとき以外はずっと部屋にいたほどですからね。悪いですか?」
「いや、君らしいよ」
 そう言うと羽山警部は唇を少しあげて冷笑してみせる。これが均整な顔立ちの若手刑事ならまだ救いがあるだろうが、中年で禿頭一歩手前の刑事がやったところでただ嫌味なだけである。とはいえ……
「ま、君のことだ、どうせ事情聴取に付きあわせてほしいと思っているだろう。別に構わんぞ」
「いつものことながら、ありがとうございます」
 羽山警部ならこういう点に融通が利くのはありがたい。自分の横にいる何か言いたげな部下に左手で「黙ってろ」と示してみせると、羽山警部は右手で後ろの方を示してみせた。そこにはやや小さめのクローゼットがあった。そしてそのいわんとするところを理解する。
「まさか、あそこに入れと? 本気ですか?」
「他に君が隠れられるような場所があるかい?」
「確かにそうですけれど……」
「何、君なら充分入れるさ」
 反論しようかとも思ったが、これ以上言い争うのは不毛だと判断し、おとなしくクローゼットで事情聴取の様子を見学することとした。こういうところで融通がきかない羽山警部の頑固さを嘆きつつ、クローゼットへ向かう途中にわざと大きなため息をついてみせたことは言うまでもない。
Who done it? その2 -執事・阿部秀三の証言-
執事・阿部秀三の証言

 最初の入室者は、執事の阿部さんだった。
 老眼鏡や白髪から、彼が少なくとも50歳以上であろうことがわかりこそするものの、羽山警部のように禿げてはいないことや、その屈強な体つきからは、まだしばらく現役の執事として働いていくことに問題はないだろうと思わせるほどの若さも感じられた。
「さて、阿部さん、あなたには先程もお話を伺いましたが、確認したいこともありますので、改めていくつか質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「構いません。それで純輝様を殺した、にっくき下手人の正体がわかるというのなら」
 主がなくなったばかりとは思えないほど、阿部さんの挙動には少しも取り乱したところがなかったので、阿部さんは割とドライな性格なのかと思っていた。しかしそれは私の勘違いだったようだ。彼の内に秘められた忠義心は測り知れない。
「では、早速本題に入りましょう。ご存知のとおり、この館で殺人事件が発生しました。殺害されたのはこの館の主、草壁純輝氏なわけですが、そもそもこの館にお集まりになった方々は、一体どのような方なのですか?」
「遠い親戚の方々です。純輝様にはお子様がいらっしゃらなかったので、自分の遺産相続者を、今日お呼びした方々の中から決めようと思われていたようです。ただし、勝様は探偵としてご招待になられたようですが……」
「ふむ、遺産をね……純輝氏は、それほど財産をお持ちなんですか?」
「……ご存じないんですか? 純輝様は、一代で莫大な富を築かれた方でして、そこそこ名が知れた方なんですが……」
 心外だといわんばかりの口調の阿部さんの抗議に対し、ちょっと待ってくださいといいながら、資料を見る警部。
「ああ、本当ですね、失礼しました。それじゃあ、純輝氏が今日の客人をお呼びになられたんですか?」
「あ、いえ、お呼びする方を決めたのは純輝様ですが、お呼びしたのは私です」
 多分警部はそこまで厳密な回答はもとめていなかったろうが、無粋につっこむようなことはせずに軽くうなずいて見せた。
「そうでしたか、なら今回の事件の動機は、やはりそこら辺にありそうですな。ではそろそろ」
 そこで言葉を切って間をおくと
「今日起きた出来事を話してもらいましょうか」
 警察としての威厳を感じさせる、それでいて高圧的でない警部独特の口調でそう言った。
 警部の後ろにいてよかったと心底思う。もし正面にいたら、警部のあの嫌味な嘲笑を直視せねばならないところだった。

 今日、最初に館に訪れたのは勝様でした。
 とりあえず便宜上付けていただいている宿帳にお名前を書いていただき、ロビーにご案内しましてからお部屋の鍵をお渡ししました。勝様を部屋にご案内した後は、優様、織枝様、恵子様の順にいらっしゃいましたので、同様にご案内してからすぐに夕食の準備に取り掛かりました。何せこの館で働いているのは私一人だけですから。
 ですから、ご夕食までの間、他の皆様がどこで何をしていらっしゃったかは基本的には存じ上げておりません。そういえば一度、ロビーで織枝様と恵子様をお見かけしましたが……それくらいでございます。
 私と勝様で純輝様の部屋に伺いましたのは、夕食の準備が出来た後でございます。ええ、純輝様からその頃に勝様をお呼びするように仰せつかっていたものですから。しかし部屋の前についてみると、優様が途方にくれていらっしゃいます。部屋の中から返事がないということでしたので、鍵はかかっていなかったものですから、ドアを開けてみました。するとそこには純輝様、割れた花瓶、そして例の理解に苦しむダイニング・メッセージ……失礼、ダイイング・メッセージですか? とにかく、何かそういったものが残されておりました。
 私が存じ上げているのはその程度でございます。
Who done it? その3 -客1・斉藤織枝の証言-
客1・斉藤織枝の証言

 次に来たのは、招待客の一人である斉藤織枝だった。小柄でショートカットだが、目つきが鋭く子供じみては見えない。随分と目立つ左手とバランスをとろうとするかのように、右手首にはごつ目の黒い腕時計がつけられている。右は黒、左は白のコントラスト。ただし明らかに比率は白のほうが多い。
 彼女は偉そうに席に着くと、
「煙草、吸っていいかしら?」
 と警部に聞いてきた。
「構いませんよ」
 という警部の返事を最後まで聞かずに、彼女は器用に右手一本で箱から煙草を取りだし、くわえ、火をつけるという一連の作業を終えてしまい、そして美味そうに煙草を吸い出した。
「お名前をお聞かせ願いますか?」
「斉藤織枝よ」
 ぶっきらぼうに答える。それを聞いてから、ちょっと間をおいて警部は尋ねた。
「ご存知ですか? 煙草ってのは、煙草を吸っている本人が吸う主流煙より、周りの人が吸う副流煙のほうが害が大きいんですよ」
 刑事とはいえ、普通初対面の喫煙者に向かって言うセリフでは無いだろう。間違ったことは言っていないが、『煙草を吸っていいか』と聞かれて構わないといったのはどこの誰だ。
 もちろんよほど図太い人で無い限り、こんなことを刑事に言われて黙って煙草を吸い続けられるはずも無く、必然的に煙草の火は消されることとなる。
 むすっとした斉藤さんに畳み掛けるように、警部の質問は続く。
「ときに斉藤さん、あなたは普段からこんなに字が……その……上手で無いんですか?」
 言いながら宿帳を提示する警部。だからそんなこと、初対面の相手に聞くな。
「悪かったわね。私の利き手は左手なのよ」
 ますます不機嫌になる斉藤さんをよそに、満足気に頷く警部。
「なるほど、そうでしたか。それではそろそろ本題に入りましょうか」

 私が執事さんにロビーに案内されたときは、誰もいなかったわ。
 とりあえず荷物を部屋に置いて、ロビーに戻ったら、恵子がいたんで、そのままロビーに残ったわ。あ、恵子とは前……ん? その前だったかな……まあいつだったか来たときに知り合ったの。
 で、適当に話してから交代で純輝大叔父のところに挨拶に行ったわ。二人で純輝大叔父のところに行くと、まともな会話が出来ないだろうからさ。ま、結局のところ、まともな会話だったとは言いがたかったけれどね。
 私は恵子の後から挨拶に行ったけれど、お互いトイレに席を立ったりしたから、恵子が後からこっそり純輝大叔父のところに行くことも出来たはずよ。あ、今のは別に、恵子が犯人だって言いたいわけじゃないからね。そこのところ、誤解しないでよ。
 ……まあ変わったことって言ったら、ロビーに一度『スグル様はいらっしゃいませんか?』って、執事がやってきたことくらいかしらね。
 確か、勝って人、探偵やっているでしょう? 殺害現場に入った人物のなかに探偵がいるって、刑事が言っているのを聞いたわよ。彼が純輝大叔父の部屋にいたのは見たしさあ、私なんかの話聞くくらいなら、彼から話を聞いた方がいいんじゃない?
Who done it? その4 -客2・長谷川恵子の証言-
客2・長谷川恵子の証言

 次にやってきたのは、やはり招待客の一人である長谷川恵子。
 ゆったりとしたワンピースに身を包み、手入れの行き届いたロングヘアをなびかせながら、たおやかに席に着く。
 はっきり言って一挙一動が美しい。『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』とはこのことかもしれない。私が言うようなセリフでは無いだろうが。
「お名前をお聞かせください」
「長谷川恵子と申します」
 さて……こんな美人にも警部の嫌味は発動するのだろうか?
「長谷川さんは……いえ、やめておきましょう」
 止めるな! 気になる! 何を言いかけた!
「あ、あの……何を言いかけたんでしょうか?」
「あ、気にせんで下さい、大したことじゃないですから」
 私の思いも、長谷川さんの表情も気にせず、警部は質問を始める。
「それでは早速ですが、今日あなたが見聞きしたことをお聞かせください」

 私がこの館に到着したのは最後だったようですね。宿帳にもう他の方のお名前がいくつか書かれていましたし、私の後にやってきた方は見ていませんから。
 ロビーに案内されたときはどなたもいらっしゃいませんでしたが、すぐに織枝さんがいらっしゃったので、そのままロビーに残りました。
 途中で純輝大叔父様のところに伺ったりしながら、ずっと織枝さんとお話しておりました。
 一度執事さんが食事のアレルギーについて聞くためにどちらかをお探しになっていたことと……そうですね、あとは勝さんがロビーの前を行ったり来たりしたこと以外には、特に変わったことはありませんでした。
 ……あ、あの、ここでの話って、外部に漏れたりはしないんですよね。
 私、その……すみません、名前は失念してしまいましたが、私でも織枝さんでもない彼女が怪しいと思っています。
 だって、私、彼女だけは事件が起きるまで一度しか姿をお見かけしていませんもの。
 きっとよからぬことをしていたに違いありません、ええ、そうに決まっていますとも。
Who done it? その5 -客3・御手洗優の証言-
客3・御手洗優の証言

 最後に入ってきたのも、やはり招待客である御手洗優。
 背が高く、割と凛々しい顔立ちをしているが、今はかなりおどおどしていて、席に着こうか着くまいか躊躇している。
「どうぞお座りください」
「あ、はい、ありがとうございます」
 言われてやっと席に着く。気弱な人だ。
「まずはあなたのお名前をお聞かせ願いますか?」
「はあ、御手洗優と申します」
「そうですか……一つお伺いしてもよろしいですか?」
「はい、なんでしょうか?」
「あなた、この館に着いたとき、お名前を書かれていますね。ただ……あなたが書かれているのはお名前だけ。何か理由があるのですか?」
「あ、別に深い理由があるわけじゃないんです。私の前に書かれていた名前は“勝”だけでしたし、それに、正直“御手洗”とい苗字があまり好きではないもので……」
「あ、なるほど、そうでしたか、苗字が嫌いね。私もそういうやつを知っていますよ」
 言いながらこっちの方をチラリと見る。つくづく嫌味な奴。
「それでは御手洗さん」
 こいつは今まで本当に話を聞いていたのか? つい今しがたこの名字はあまり好きでは無いと言われたばかりなのに……しつこいようだが嫌味だ。
 案の定、優さんはムッとした顔をするが、それも意に介さず
「今日起こった出来事をお聞かせ願いますか?」
 警部は質問を切り出し、渋々といった感じで、優さんは話を始めた。

 私が到着したときには、既に勝さんが来ていらっしゃいました。
 先ほど申しあげたとおり、名前だけ書いてロビーに行くと、ちょうど勝さんがロビーからでるところでした。いつまでもロビーにいても仕方がなかったので、さっさと部屋に戻ってから、まだ終っていなかったずっと仕事をしていたんで、トイレに行くためにロビーの前を何度か通ったりした以外はずっと部屋にいました。そういえば、ロビーでは女性がお二人いらっしゃって、何か親しげに話していらっしゃいました。
 ここに来るのは初めてではありませんでしたが、彼女たちをみるのは初めてでした。どうやら彼女たちは既知の仲だったようですね。読み方がどうこう……とかいった話をされていました。……いえ、私に彼女たちと自然ととけこむだけの度量はありませんよ……
 あとで名前を名簿で確認して、二人の名前は斉藤織枝と長谷川恵子だってことは分かりました。結局どっちがどっちかは分かりませんでしたが……
 純輝さんの部屋に行ったのは、夕食前に一度くらい挨拶をしておいたほうがいいと思ったからです。でもいくらノックしても返事がなかったので、途方にくれていたところに阿部さんと勝さんが来て……ドアを開けると、そこで純輝さんが……
 ただ……分からないのはあのダイイング・メッセージです。無理やり解釈すれば、私の事を指しているといわれても仕方が無いかもしれませんが……
 警察は、あんなメッセージだけで、私を逮捕したりはしませんよね?
Who done it? その6 -探偵・勝の推理-
探偵・勝の推理

 すべての話を聞き終えた警部は、曇った表情で首をかしげた。
「どうしました? 警部、浮かない顔をして」
 狭いクローゼットから解放された私は、逆に晴れ晴れとした表情で警部に尋ねる。
「一つ解せない点があってな、それに全体的になんだかすっきりしないというかなんと言うか……」
 思わず笑みがこぼれる。
「簡単なことじゃないですか、いつも警部が私に向かっていう嫌味を考えれば。まあそれに気付けば、ほころびが一つではないことにも気付くでしょうね」
 不思議そうな顔をする警部。
「そんな分かったようなことを言うが……犯人は分かったのか?」
「……とりあえず、あの『妙なダイイング・メッセージ』のおかげで容疑者を二人に絞ることは出来ました」
「な、なんだと!」
 そこまで驚かなくても、私の推理力を以ってすればこの程度。
「喜ぶにはまだ早いですよ、警部…・・・そういえば、ここの部屋の調度品は、隣の部屋――つまり純輝氏の殺害現場のものと一緒でしたよね」
「ああ、阿部さんの話によるとそうらしいな」
 私は入り口前の花瓶、即ち純輝氏の命を奪った花瓶と同種のものを持ち上げてみた。
「よっと、重いな。これじゃあどう考えたって片手で持ち上げるのは無理……と」
 私はゆっくりと部屋を見回す。この部屋の中には突発的犯行の撲殺には最もポピュラーなアイテム、灰皿を含めて他に凶器になりそうなものが見当たらない。
「警部、最も簡単に確認出来る真偽は確かめましたか?」
「警察をなめるな、それくらい確認はとった。1週間前に病院に行った記録が残っている。医者が虚偽の診断書を書いたんでない限り、本当だ」
 私は頷き、言った。
「どうやらピースは揃ったようです」
「な、何、それじゃあ……」
「ええ」
 そして私は、最高の決め台詞を宣言する。
「事件のピースは全て私の掌中にあります。組み立てて見せましょう、警部の目の前でね」
Who done it? 解決編
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過去日記
しくじりました、カレンダーを見違えていました。

「Who done it?」の連載は明日から、ということにさせて下さい。

というわけで今日はひとまず、ネタ満載だった四月を少しずつ振り返っていきたいと思います。

4月1日~3日
大学の寮に入ることになったのですが、この三日間は「騙された!」という気持ちでいっぱいでした。

でもまあ終ってみればいい思い出です。

4月4日
母や弟妹が福岡へ来て、一日買い物に費やしました。

夕食をとったステーキ屋ではいきなり火災報知器が鳴り出し、それでも我が家の誰もステーキを食べるのをやめなかったのはここだけの話。

4月5日
テレビチューナーつきのパソコンがあったのにアンテナがなかったので、購入。

ただし、室内アンテナの限界なのか立地条件の問題なのか、どれかの局が必ず犠牲になるのは難点です。

4月6日
入学式でした。

慣れない革靴を履いて靴擦れになってしまったのは言わずもがな。

そして初めて大学の教官の顔を拝見、まあ他に何があるというわけではありませんけれど。

4月7日
クラスでの集合がありました。

とはいえ、大学だと自分で授業を選択しますから、必ずしも一緒の教室で勉強するわけではないんですよね。

果たして皆の名前を覚えられるだろうか?
ネットから孤立していました(汗)
開始早々、暫く音信不通になってしまい申し訳ありません、相応恣意です。

大学の寮に入ったのはいいのですが、ネット環境が整うのに思いのほか時間がかかってしまったものですから。

積もる話はありますが、それらは順次明日から(もしかしたら今日から)消費していきますので暫くはおいといて、予告です。

5月3日より高校時代に書いた短編推理小説「Who done it?」を連載します。

真相当てクイズも実施したいと思いますので、楽しみにしていただけると幸いです。
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